UAEチーム・エミレーツと共同開発した新しいタイムトライアルバイク「TT1」を発表します。
「TT1」は空力特性を最大限に高め、高速域で優れたパフォーマンスを発揮するよう開発されました。その性能は、ミラノ工科大学で行われたCFD(数値流体力学)を用いた検証でも実証されています。

空力特性への最適化の追求

「TT1」はコルナゴのTTバイクとしては初めて油圧式ディスクブレーキが搭載されました。それによりブレーキ性能が向上し、剛性と安定性が向上しました。また独特のフォーク形状は優れたねじれ剛性を維持しながら、正面からの空気抵抗を大幅に低減するエアロデザイン。カーボンモノコックフレームにより先代「K.One」からの軽量化も実現しました。フレームと一体化したボトルホルダーは、C68リミテッドエディションでも採用されている3Dプリント技術により、空力特性を最適化され造形されています。

新しいジオメトリー

またライディングポジションの最適化を図るため、最新の生体力学による技術も取り入れました。ヘッドチューブの長さを大幅に短縮、肘掛けの下にスペーサーを入れることで微調整も可能となっています。ボリューム感のあるフレームですが、中空状のチューブは軽量かつ空力特性に優れています。さらに先代「K.One」と比較した際の違いとして、トップチューブが水平のホリゾンタルフレームになり、カンパニョーロの新型Super Record EPSにより組み立てられます。

コルナゴのCEO 二コラ・ロジン氏は次のように述べています。
「選手のパフォーマンスに貢献するために最善を尽くしました。TT1は最新の技術を取り入れた優れた性能を持ちながらも、フォルムもコルナゴらしい美しいバイクに仕上がりました。」

また今回のプロジェクトには、UCI U23ITT世界チャンピオンを3度獲得するなどTTで優れた成績を残すミッケル・ビョーグ選手(UAEチーム・エミレーツ)も関わっており、今回の「TT1」に大きな期待をしています。

新しいバイクは、ジロ・デ・イタリア2022第2ステージの個人TTを皮切りにチームのTTバイクとして投入予定。今回の仕様はUAEチーム・エミレーツへ支給されるプロトタイプとして、UCI(国際自転車競技連合)の承認を得ています。一般販売は、さらなる改良が施され2023年1月以降の発売予定です。

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