優れたエアロダイナミクスとコルナゴ伝統の加速性能を誇るV3-RSと同型のモールドを採用した、ピュアレーシングロードバイク「V3」がリニューアルしました。

今回は、リニューアルしたV3をディテールカットと共に詳しく解説していきます。

フルインナー化によるエアロダイナミクスの向上

リニューアルの最大のポイントは、ケーブル類のフルインナー化です。ステムからフォークコラム内へ通すことで、ハンドル周りのケーブル類が内装化できるようになりエアロダイナミクスが向上しました。

ハンドル周りのケーブル類が内装化したことで、すっきりとした見た目に。

(参考)
リニューアル前と比べると、ヘッドチューブ周りの変化が一目瞭然。

フォークやダウンチューブのケーブル穴も無くなりました。
ブレーキホースがハンドルからコラム内を通ることで、ケーブルによる空気抵抗を削減。ハンドルの取りまわしもスムーズになりました。ハンドルはコルナゴオリジナル。
105 Di2モデルは、ハンドルの仕様が異なりブレーキホースがハンドル内を通らないため、ケーブルの取り回しが若干異なります。
D型コラムを採用することでケーブル類を内側に通しています。
コラムを上部から見た様子
スペーサーも従来の円形からD形状となり、よりエアロダイナミクスの高い形状に

デザイン

ブランドコンセプトがブラッシュアップされ、ロゴもリニューアルしました。
エルネスト・コルナゴが情熱を傾けたレースへのこだわりや、伝統的な「MADE IN ITALY」のモノづくり精神はそのままに、次世代のレースでの勝利に向け、より洗練されたデザインを採用しています。

クローバーとアルカンシェルのデザインは変わらず。アルカンシェル周りの縁取りがなくなるなど、より洗練された印象に。
ダウンチューブやフォークなどにあしらわれたロゴも新しくなりました。
ブレーキはディスク仕様を採用
タイヤは「PIRELLI P7 SPORT」が標準装備。レーシングタイヤの技術を用いてロングラン性能を高めたタイヤは、スポーツからデイリーまで幅広く対応。

カラー

カラーリングも一新し、よりモダンでシンプルなデザインになりました。

MKBL[ マットペトロールブルー ]
日本ではあまり馴染みのない色名ですが、イタリアをはじめヨーロッパや欧米では一般的なブルーグリーン系のカラーです。白抜きのロゴとも相まって地中海を思わせるカラーとなっています。アクセントカラーにゴールド系のイエローオーカーを用いるなど、イタリア人の色彩感覚を感じるメイドインイタリーらしい配色となっています。

MKBR[ マットカーボン ]
マットブラックのフレームにグロスブラックでCOLNAGOロゴがデザインされ、よりシンプルでモダンなバイクにブラッシュアップされました。フレーム全体がブラックで統一されることで、アクセントカラーのレッドの美しさも際立ちます。

MKWK[ ホワイト ]
モノトーンに統一され、フレーム全体が落ち着いて高級感のあるカラーになりました。ブラックパーツとの相性もよく、どんなスタイルでもマッチする品格のあるデザインです。

完成車として「Disc ULTEGRA DISC Di2」「Disc SRAM RIVAL AXS」「Disc 105 Di2」の3バリエーションを用意しています。スペックについて詳しくは、プロダクトページをご覧ください。

<プロダクトページ>
V3